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大自然のパノラマを
眺めながら暮らす
京都市の西隣りに位置する亀岡市、その中でも自然豊かな町が東別院町です。
JR亀岡駅からは車で約30分の立地にあります。
市の東別院町の中にある世帯数20軒の小さな村が湯谷です。
地名は往古温泉が湧き出していたことに由来していると思われます。
湯谷の名産品は湯谷ゴボウ、天然寒天、良質の木炭でしたが、最近では時代の要請、住民の高齢化等で相次いで姿を消してしまいました。
その中でゴボウだけは細々と栽培されています。
湯谷の地形は北に湯谷ケ岳、南にも山並み、東西に谷があり湯谷川が流れ、丘の麓に集落が寄り添っています。
また、伝承によると、戦いに敗れた平家一族が移り住んだと言われています。
しかし、湯谷の始まりはそれよりもっと古く平安時代初期以前という説もあります。
温泉の守護神
玉依姫が祀られる
玉依神社
玉依神社は貞観16年(874年)11月創建されました。
神日本磐余彦尊(神武天皇)の親神様である彦波瀲武鵜武葺合尊と
玉依姫命の二柱をお祀りしています。
祭神、玉依姫命は温泉の守護神でもあります。
末社として大原社、聖神社・水神社(龍神様、雨乞いの神様?)、本社には
出雲社・春日明神・伊勢大神宮・西宮大明神が合祀されています。
代々藩主も崇敬したが治承2年(1178年)に源三位頼政が命令を下して
当社に参拝して武運長久を祈願し、風月灯籠(吊り灯籠)一対を奉納しました。
川西市の清和源氏発祥の地である多田神社の宝物館によく似た吊り灯籠があります。
この本殿の背後にはゆうに高さ8mを超えるような巨岩がそそり立っています。
この巨岩こそが神々の降臨を仰いだ磐座です。
その磐座からはこんこんと清水が湧き出ており、亀岡市の名水になっています。
(名水50選の中の1つ)また、その近くに亀岡市の銘木カゴノキが生えています。
湯谷と関係の深い意外な人物
生没年、天長2年(825年)〜昌泰3年(900年)頃とされています。
一般にクレオパトラ、楊貴妃と共に世界三大美女の1人に数えられています。
小倉百人一首にも選ばれている歌「花の色は移りにけりないたずらに我が身世にふるながめせし間に」平安時代初期に活躍し六歌仙、三十六歌仙の一人にも数えられています。
『古今集』小町の逸話が多数あります。
平安後期の武将、和歌において当時の第一流に属し、今日に「源三位頼政集」を伝えるほか多数の和歌を残しました。
平治の乱では平清盛方につき、平家政権下で唯一源氏として残りました。
現存する平安期の日本刀に「獅子王(ししおう)」の号が付けられた太刀があり、鵺の退治の功により朝廷より頼政に下賜されたものであるとの伝承があります。
一昔前をプレイバック
〒621-0012
京都府亀岡市東別院町湯谷
【車での行き方】
①JR亀岡駅より車で30分
【バスでの行き方】
②JR亀岡駅より京阪京都交通「京都先端科学大学」下車後
亀岡市ふるさとバスに乗り換え「倉谷口」下車後徒歩約30分
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